COVIDの大流行から徐々に抜け出し、「普通の」買い物感覚を取り戻しつつある世界では、疑問が生じます。 今、”普通 “とは何だろう？ 買い物客は、パンデミックがなかったかのように振る舞うのでしょうか。それとも、パンデミック時に採用した態度や行動の一部は、将来も長く残るのでしょうか。

今月（2021年6月）は、2020年9月に実施した世界4地域の消費者8,000人にパンデミック時の買い物行動を聞いた調査の続編として、同じ国のアメリカ、イギリス、フランス、中国の消費者8,000人に、現在の気持ちや行動を聞いてみました。

ほとんどの場合、世界中の買い物客は、実店舗に戻り、実店舗での小売とオンライン・ショッピングで最も懐かしい、そして最も楽しいと言う事柄、すなわち、商品に触れて試すことができること、何かをすぐに持ち帰ることができる即時の満足感、レジャーとしてのショッピングにおける発見の喜び、友人や家族とのショッピングの楽しさを体験することは「気分がいい」「本当に気持ちがいい」と述べています。

全体の80％の買い物客が、Covid-19の捕獲をまだ少し心配しているものの、実店舗に戻ることに抵抗はない、または「非常に抵抗がない」と答えています（32％が「まだ心配している」と「やや同意」、16％が「強く同意」）。買い物客の65%は、Covid-19が発生する前ほど頻繁に店舗を訪れていないと答えていますが、29%は1回あたりの買い物額が増えたと答えています（46%は「ほぼ同じ」だと答えています）。

全体の46%の買い物客が「マスクをしなくてもよかった」というパンデミック以前の世界を懐かしんでいる一方で、COVIDをきっかけに取り入れた習慣で、今後も続けてほしいことがあるといいます。 また、38%が「店舗入口での手指消毒の提供を継続してほしい」と回答し、31%が「実店舗とデジタルの融合を楽しみ、クリック＆コレクトを継続してほしい」と回答しています。 消費者は、食料品の買い物の習慣が変わることに最も安心感を覚えているようで、24％の人が、食料品の買い物は店に戻るよりもオンラインで続けたいと答えています。 ここでも、物理的な商取引とデジタル商取引の融合に対する消費者の安心感が高まっていることを示しているようです。

多くの消費者が「気持ちよく」買い物をしたいと願っている今こそ、小売業者はこの機会を捉え、より高いカスタマー・エクスペリエンスを提供することが必要です。 買い物客は、あなたを受け入れる準備ができているのです。 準備はできていますか？

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